著者は、公益財団法人日本財団鳥取事務所所長の木田悟史さん。
鳥取に暮らす7組の視点から見る豊かさについて書かれた一冊。
豊かさってなんだろう。お金、人、ものの多さ?便利な生活?
そんな既存の価値観とは違った豊かさを、じわりじわりと感じられます。
自分の暮らしを楽しむこと。住む町や周りの人たち、環境のこと。今だけではなく先の未来のことも含めて豊かであること。自分のことだけではなく、もっと広い範囲で考えて得られる豊かさがある。
考え方は人それぞれだけど、こんな豊かさもいいんだなと。
そして、この鳥取にある「何もない」ことをゆたかさだと、鳥取ってなかなかいい場所だなと気づかせてくれます。
A5判/144ページ